管理委託業務費の支払方法(第6条)

管理会社へ委託業務費の支払方法は、

  • 「定額委託業務費」:毎月一定の費用
  • 「定額委託業務費以外の費用」:業務実施毎にその都度清算
  • 「諸費用」

の三つに分かれます。

定額委託業務費は、管理組合預金口座から管理会社口座へ自動送金。定額委託業務費以外の費用および諸費用は、管理組合の承諾を得て振込みにより支払われます。

建物・設備管理業務は、年間の業務費を12で割り「定額委託業務費」として精算する方法と、業務終了後に精算する「定額委託業務費以外の費用」と、管理会社によって支払方法が異なります。

【例】

6月、12月実施の消防設備点検で、1回あたりの単価が60,000円の場合、

定額委託業務費とするならば、60,000円×2÷12=月額10,000円支払います。

定額業務費以外の費用とするならば、6月、12月実施後に、それぞれ60,000円支払います。

標準管理委託契約書原文より

(管理業務に要する費用の負担及び支払方法)

第六条 甲は、管理事務として乙に委託する事務(別表第一から別表第四までに定める事務)のため、乙に委託業務費を支払うものとする。

2 甲は、前項の委託業務費のうち、その負担方法が定額でかつ精算を要しない費用(以下「定額委託業務費」という。)を、乙に対し、毎月、次のとおり支払うものとする。

一 定額委託業務費の額

月額○○○○○○円(消費税額及び地方消費税額(以下、本契約において「消費税額等」という。)を含む。)

内訳は、別紙1のとおりとする。

二 支払期日及び支払方法

毎月○日までにその○月分を、乙が指定する口座に振り込む方法により支払う。

三 日割計算

期間が一月に満たない場合は一月を○日として日割計算を行う。

3 第一項の委託業務費のうち、定額委託業務費以外の費用の額(消費税額等含む。)は別紙2のとおりとし、甲は、各業務終了後に、甲及び乙が別に定める方法により精算の上、乙が指定する口座に振り込む方法により支払うものとする。

4 甲は、第一項の委託業務費のほか、乙が管理事務を実施するのに伴い必要となる水道光熱費、通信費、消耗品費等の諸費用を負担するものとする。

コメント

@ 第二項で定額委託業務費の内訳を明示することにより、第三条に規定する管理事務の範囲・内容と定額委託業務費の関係を明確化することとしたものである。ただし、適正化法第七十二条に基づき管理委託契約締結前に行う重要事項説明等の際に、マンション管理業者が管理組合に対して見積書等であらかじめ定額委託業務費の内訳を明示している場合であって、当事者間で合意しているときは、管理委託契約に定額委託業務費の内訳を記載しないことができる。

A 甲は、管理事務として乙に委託する事務(別表第一から別表第四までに定める事務)のため、乙に委託業務費を支払う。この委託業務費は、実施する業務の性格によって、第二項で定める定額委託業務費(その負担が定額でかつ精算を要しない費用)と、第三項の定額委託業務費以外の費用(実施内容によって価額に変更が生じる場合があるため各業務終了後に甲乙で精算を行う費用)とに分けられる。また、この委託業務費のほか、甲は、乙が管理事務を実施するのに必要となる共用部分の水道光熱費や通信費等の費用も負担するものとしている。

B 第三項の定額委託業務費以外の業務費とは、例えば、業務の一部が専有部分内で行われる排水管の清掃業務、消防用設備等の保守点検業務などが想定される。なお、管理委託契約上定額委託業務費以外の業務費が存在しないときは、本項は不要である。

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